『捨て猫カフェ佐々の喫茶 猫好き店主のきまぐれな恋』配信予定です。
夕霧文庫二ヶ月連続刊行、第一弾ということで捨て猫カフェを出させていただけることになりました。3月19日配信予定です。
何年前に書いたか忘れましたが、五年以上は前なような気がします。
イラストは天満あこ先生。佐々野がめちゃくちゃイメージ通りで、こういうことってあるんだなと。
とにかく、全体的なイメージがピッタリで嬉しいです!
随分前にサイトで書いて、色々サイトを転々としているのでウェブでまだ読めたらごめんなさい。
すぐに消します。
このお話は偶然から生まれたもので、まだベリーズカフェで書いてるときだったと思うんですけど、行き詰まりつつ、なにか他の人と差別化出来ないかとぼんやり歩きながら考えていたんですね。
そうしたら、『保護猫カフェ』という貼り紙がありまして。
これだ! と。実際に地元にあります。
取材をしていないから、こんな感じなのかな? という感じが出てしまっているのですが、かなり葛藤も多い作品でした。
まず、『保護猫』から『捨て猫』に呼び名を変えたこと。そちらの方がキャッチ―だからとはいえ、現場で働いている人の耳に届いたらどうしようか、と。やっぱり戻そうかなと思って『保護猫カフェ』とタイトルに付けたこともあります。
色々考えさせる出来事は盛り込んだけど、結局、本当のところは取材してないからなあって葛藤もありました。今だったら取材してそんな疑問吹き飛ばすんですけど、ウェブで活動していると、自分って肩書もない人間だから、取材なんて大それたこと出来ないよって思うんですよね。
色々考えて、恋愛によせてしまえばなんとかなるよなあと結論に至り。
<あらすじ>
突然の派遣切りにあって途方に暮れる主人公。佐々野喫茶で『ボランティア募集』の貼り紙を見つけるものの、ボランティアじゃお金は稼げないと思いつつ、実家に帰れば強制的にお見合い結婚させられると途方にくれる。保護猫カフェに思わず入れば、猫が沢山いてしかも、店主の佐々野から働かない?『みいちゃん』と馴れ馴れしく言われてしまう。
色々あって佐々野の猫屋敷(猫マンション)で住み込みで働くことになったものの、主人公のコーヒーもろくに淹れられずに練習の日々。けれどそんな隙をついて佐々野が甘く迫ってきて。